カフェで展示するということ
私は2013年11月に「アトリエとギャラリーMoi」を始めました。
クロッシェアクセサリークリエイターとして、まぁまあ活動していたころ。
個展をするにはギャラリー使用料が高く、雑貨屋さんの一角で開催してました。
雑貨屋さんの一角では、世界観が混同してしまうこと。それがとても悲しくて…。
じゃあ、自分が私と同じ想いを感じてる人の為に場所を持とう!と始めました。
2013年から2018年続けた、アトリエとギャラリーは次の段階へ移ります。
「ギャラリー」は、アートに興味のある人の為だけに存在するのでしょうか?
多分、ギャラリーはそんな場所だと思います。
どこかで案内ハガキを手にし、わざわざギャラリーを訪れなければならない。
知識と興味がある状態です。
興味と知識は初めからあるものではないのです。
「きっかけ」が先にある。
℃は「きっかけ」の場所です。
カフェを目的に来た人が、たまたま琴線にふれた作品に出会い、興味を覚える。
単純に惹かれる。
来店のたびに、アートを目にすることが日常になる。
それを繰り返す。
℃の目標は、アートを購入してくれる人、アートを推奨してくれる人を増やすことです。
自分の作品を目的として来店したのではない人、アートなんて未知の世界だという人が購入してくれるって、震えませんか?
ギャラリーは敷居が高くても、カフェなら気軽に触れられます。
(その気軽さは、お客様だけの感情であって欲しいです)
「カフェギャラリーでの展示は個展のカウントに入らない」とか。
カフェギャラリーの展示に、評論家?が来ない(批評に値しないのか)とか、
ナンセンスすぎます。
「ギャラリーは作家あってのもんでしょう」とか。
「ギャラリー」って、そんな高尚なもんでも、作家様様です!て、作家さんを持ち上げるとこではないのでは…と私は思います。
「落ち着いて見れない」と言われたら「カフェですから」と。
「カフェなのに歩きまわる人がいて落ち着かない」と言われれば「ギャラリーですから」と。
そんなスタンスでいます。
展示方法もいわゆる目線の高さではなかったりします。
離れた席から、ちょうどいい気分になれる高い位置にあったりします。
離れた位置から見る作品も良い感じです。
最初は違和感のある場所かもしれないけれど、これからの時代はそれでいいのだと私は思っています。
一瀬さんの展示では、カフェ利用のお客様の購入が半分を超えています。
私の望む未来を確信しています。
それは、今まで展示してくださった作家さんがあってこその結果です。
積み重ね。積み重ね。
「℃には何か展示してある」
空間を満たしてくれた作家さん、ありがとうございます。
これから先℃は。
℃で展示したら売れる。
℃ならではの魅せ方が出来る。
新しいお客さんが増える。
そんな場所になります。
(今は、グラビアアイドル期です)
時代は変わりますから。ね。
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